シュヴーのカット理論

 

シュヴーにはオリジナルのカット理論があります。

 

入社した直後から全員が同じ教育の元、

お客様のヘアスタイルの再現性を高めることをテーマに

トレーニングしています。

 

人は一人一人、つむじの位置が変わり、毛量、骨格、毛流れも千差万別です。

 



 

カットウィッグは同じ位置につむじがあり、骨格も同じ、毛量も同じです。

 

ベーシックは学べても、人に合わせて考える力にはなりません。

 

どれだけ正確に左右対称にカットできても、

 

お客様で実際にカットすると思ったような仕上がりにはなりません。

 

つむじ、骨格、毛量、毛流によって仕上がりは変わってしまうのです。

 

それを解決する為に完成したものがシュヴーのカット理論となります。

 

 


つむじを中心として、頭を3つのセクションに分けて考えます。

 

上からオーバー、ミドル、アンダーセクションとなります。

 

お客様のつむじの位置は全員違います。セクションの位置も全員変わります。

 



つむじを中心とした放射線が縦スライス、

縦スライスに垂直に交わるのが横スライスです。

 

パネルがつむじに向かう動きをリフトアップ、

遠ざかる動きをリフトダウン、

 

パネルが前に向かうことを前にオーバーダイレクション、

後ろに向かうことを後ろにオーバーダイレクションと呼びます。

 

リフトとオーバーダイレクションを自由自在にコントロールする事で

 

全てのスタイルをカットできます。

 

 

各パネルの引き出す角度はセクションラインの頭の丸みに合わせて決まります。
 

シュヴーの展開図
 

この考え方でルールを守ってカットすることでどんな骨格、

つむじの位置でも影響を受けずに狙い通りのスタイルを

再現することが出来ます。

 

美容師側の価値観でのカットが「上手い」事よりも、

お客様を素敵に魅せ、お客様が再現しやすい事により、

お客様が「上手い」と感じる事を第一に考えています。

 

文章でカット理論を細かく説明するにはあまりに不十分で申し訳ありませんが、

少しでも、シュヴーのカットのこだわりを感じて頂けたら幸いでございます。