ディスコネクト

ディスコネでくびれをコントロール

ディスコネクト、美容師の間ではディスコネと呼びます
一見つながりのないカットが全体としては意味を持ち、
スタイルとして完成する技術です

前回のカットから1カ月半程度経過、マッシュウルフというスタイルで顔周りのマッシュラインとバックのウルフ感を融合したスタイルですが、
さすがに首周りに重さがたまり、くびれがなくなり
セットもしにくいとのことです
ブリーチもしているので今回はカットでフォルムをコントロールします



まずはUS
シュヴーのカット理論はこちら



通常はこんな感じでつながっていますがディスコネだとこんなかんじで不揃いになります



ちょっとわかりにくいのですがパネル毎につながりがありません

そのままMS、OSへと進んでいきます





サイドは顔周りをマッシュラインにカットし、同様にディスコネでフォルムを調節します



耳周りや顔周りなどにも様々なテクニックが施されていますがそちらはまたの機会に



完成です

ブローは一切していません

適当に乾かすだけです









みごとにくびれができてウルフ感が出来上がりました

セニング(梳きばさみ)は一切使っておりません

横スライス線上のパネル毎にリフトをコントロールして縦スライスの切り口を変えることで、毛先の軽さをコントロールし、各パネルの積み重ねで全体のフォルムをコントロールできます

梳きばさみを多用してフォルムをコントロールすると、
毛先がバサバサになりまとまりの悪い再現力の悪いスタイルになってしまいます

シュヴーは再現力にこだわります





このように、一見つながりのない不揃いに見えるカットが、
実は高度な計算の元、再現性の高く、長持ちする
クリエイティブなスタイルを作り出すのです